Discussion

メンバー制サークル、「醸造家の視ているワインの世界を覗く部」内で行われている意見交換の内容をまとめている記事です。

記事の内容は随時更新されます。

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2021/3/29

霜害の一つ、レンズ効果による芽の損傷はあり得るのか

テーマ: 霜害におけるレンズ効果について考察する 開始日: 2020年4月5日 最近になって話題に上ることが増えているテーマではある。(l'éffet loup = レンズ効果による霜被害) しかし、光学的な集光の原理に照らし合わせて考えると現象として少なくとも頻繁に生じるとは考えにくい、という判断が現時点においては適当と考えられる。実際にフランスにおいても検証が十分にされていない可能性がある。 一応の原理としては、 放射冷却により露や霧が発生 発生した露や霧がブドウの芽に付着した状態で凍結し霜となる 芽 ...

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2021/3/29

樽を使わないワインは高価格にならない、は本当か

テーマ: ブドウの品質に関わらず、樽を使うことがワイン価格を引き上げる要因なのか 開始日: 2020年4月5日 ワインの値付けに関わる要素とは、 生産者がかけた「手間」 消費者の「需要」 マーケティング 原価 (樽価格だけではなく、補酒やそのための人件費、および畑やブドウの購入費、税金、コンサルタント料など含む) 本来的なワインとしての「価値」 と考えられている。 なお一般的な理解として現状は「基本高いワインは樽(小樽・大樽は別として)が主体」である。特にこうした意識は日本では依然として強い。 一方で世界 ...

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2021/3/29

オーク樽とステンレス、コンクリートタンクとの最大の違いは酸素接触量、は本当か

テーマ: 木樽とその他の容器における最大の違いは酸素との接触量にあるのか 開始日: 2020年4月5日 ワイン自体が酸素と接触する機会は各種タンクに保管中のことに限らないため、ワインの製造工程全体を通して見渡せば酸素との接触機会として木樽のみを挙げることに必然性はない。この一方で、一度「何らかの容器に保管された状態」に限定して考えれば原則として木樽が他の容器と比較して圧倒的に酸素との接触機会が多いことは間違いがない。 ただし、熟成時と発酵時では意味が大きく異なる。 樽の使用に期待される効果および使用の背景 ...