ワイン

品質管理

2021/5/10

3つの視点から捉える振動の影響 | 振動はワインをどう変えるのか

ボトルに入れられワイナリーから出荷されたワインはいろいろな面から影響を受け、その味を変えていきます。この味が変化していく状況を熟成や劣化と表現しています。ワインの熟成や劣化と聞いて思いつくのは、多くの場合、酸化や熱劣化ではないでしょうか。 ワインが影響を受ける要素として挙げられるのが以下の5つです。 これらの中でも温度による影響がもっとも大きいといわれています。 しかし酸素との接触が酸化を引き起こし時としてワインの味も香りもダメにしてしまうことは周知の事実ですし、湿度の変化はコルクの乾燥による液漏れやカビ ...

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コラム

2021/5/2

ワインを原料とする安ワイン | バルクワインの世界

ワインは高いもの、と思われている方は少なくないと思います。しかし、それは極一部の限られたボトルの話。ワインは極端にコモディティ化が進んだ商品セグメントで、価格競争は非常に厳しくなっています。しかも競争相手は世界中から出てきます。 一方でこうした競争の恩恵で市場には低価格のワインが数多く並び、日々の食卓を彩る一役を買っています。 この記事を読んでくださっている皆さんもスーパーで数百円で販売されているワインを目にしたことがあるのではないでしょうか。 こうしたワインの多くにはバルクワインと呼ばれるワインが関わっ ...

コラム

2021/4/25

安ワインとコスパワイン | 造り手の視点から

今の世の中、美味しいものを食べたり飲んだりしたいけれどあまりに高いのはちょっと困る。そう思う方は少なくないと思います。 お手頃なお値段で美味しいものに出会えたなら嬉しいし、それが安いと感じられるものであればなお嬉しい。生活に直結するだけにそのものの価格はそうそう無視できない要素です。 ワインにしてもやはりそう。 世の中で有名なワインはぜひ飲んでみたいと思わせてくれるものの、その価格からとても手が出せないボトルが多くあります。しかもそんな印象が先入観となってワインは高いもの、と思われている場合も少なくありま ...

Member 醸造

2021/4/20

白ブドウとの混醸がもたらす赤ワインの色への影響

ワイン醸造の手法の1つに混醸 (co-fermentation) と呼ばれるものがあります。 混醸とは2種類、もしくはそれ以上の数の種類の異なるブドウ品種を同じ容器の中でまとめて醗酵させる醸造方法です。醗酵が終わったワイン同士をプレンドする手法に対して醗酵前にブレンドしてしまうことが特徴です。 なお、フィールドブレンドは同じ畑の中に複数の品種のブドウを取り混ぜて栽培する、混植をさします。フィールドブレンドの畑で収穫されたブドウの醗酵は必ず混醸になりますが、混醸自体は別々の畑から収穫された異なる品種のブドウ ...

徹底解説 発酵

2021/4/4

徹底解説 | ワイン酵母のキホンのキ

ワインを造るために欠かすことのできないモノが2つあります。 1つは原料となるブドウ。そしてもう1つが、酵母です。 酵母はワインやビール、日本酒といった醸造酒を造る以外にもパンの記事を醗酵させる時にも使いますので誰にとっても比較的身近な存在です。イースト (yeast) とも呼びます。 一方で、「酵母ってなに?説明して」といわれたときに皆さんは迷うことなく説明できるでしょうか。 今回は酵母の基本をおさらいします。 酵母とはなにか 酵母は一般的に「菌」と呼ぶ種類の微生物の一種です。 微生物学的にいえば細胞壁を ...

ランキング

2021/3/29

ドイツワイン トップ100 | 2020年版

少し古い話になりますが、昨年、2020年の11月末に Jamessuckling.com にて"TOP 100 WINES OF GERMANY 2020" と題した記事が公表されました。 記事のタイトルは2020となっていますが、内容は2019年のワインのテイスティングを中心としたものです。 テイスティングノートは上記サイト内の有料部分に掲載されているのですが、ワインのリスト自体はWines of Germanyのサイト上などで公表されています。 今回はこの公表されているリストの内容を見ていきたいと思い ...

コラム ワイン

2021/3/29

ワインのコスト構造と利益の実態を知る

製品を作っているメーカーであれば自分たちが作っている製品の製造コストは誰もが正確に認識しているもの、と思われるかもしれません。 さらに各商品の価格はそうした製造コストに基づいて決めれているものだと思われている可能性は大きいと思います。 実はワインに限っては必ずしもそうではない、と言ったら驚かれるでしょうか。 正直なところ、ワイナリーに所属してワインを造る責任者をしていても「製品1本あたりのコスト」はほぼ把握できていません。 ヴィンテージ全体の生産コストはまだ把握できますが、販売のためのコストを見込む段にな ...

ワイン 醸造

2021/3/29

ろ過していれば大丈夫? | 清澄剤の残留とヴィーガンワイン

ワインといえばブドウから造られているので、菜食主義の方であっても安心して飲めるもの。 この考え方は必ずしも正しくはないことをご存じの方は多いと思います。 なぜ正しくないのか。 ワインの原料はブドウであっても、ワインを造る工程の中で動物性由来の材料を利用している可能性があるからです。動物由来の材料の多くは"清澄剤”と呼ばれる種類のものに使われており、その代表例が卵白であり、カゼインです。 こうした材料はヴィーガンにとっての問題としてだけではなく、より深刻なアレルギー物質としてたびたび取り沙汰されています。 ...

Member 醸造

2021/3/29

もっと簡単に醸造学 | マセラシオン カルボニック

以前、カーボニックマセレーション (Carbonic maceration、フランス語ではMacération carbonique [マセラシオン カルボニック])について解説した記事を書きました。 「カーボニックマセレーションという醸造手法」 大変ありがたいことに多くの方に読んでいただいているのですが、読んでくださった方から理解に時間がかかる、との感想をいただいたりもしています。 そこで今回は、この記事を元に少し乱暴なくらい簡単にしてカーボニックマセレーションを説明してみたいと思います。 偶然飲んだワ ...

品質管理 醸造

2021/3/29

何が違うのフィルターシート

最近はノンフィルターのワインが話題になることが多くなっていますが、それでもやはり世界中で造られているワインのほとんどはフィルターを使ってろ過をしたワインです。 都農ワイン シャルドネ・アンフィルタード 白 シャルドネ 宮崎県 2019 750ml Tsuno Wine Chardonnay Unfiltered 日本ワイン 日本 宮崎 都農町 白ワイン 国産 国産ワイン 辛口 ドライ 無濾過 無ろ過 小畑暁 赤尾誠二 created by Rinker Amazon 楽天市場 Yahooショッピ ...