Member 栽培

種蒔きの季節

更新日:

例年よりも早めのぶどうの収穫が終わり、ケラーでタンクに入れられたジュースが順調に発酵を進めている今、ワイナリーでは休暇気分を味わっている場所も少なくありません。

しかしその一方で、すでに来年に向けた仕事もまた、始まっています。

 

ぶどう畑に緑を

以前、”ブドウ畑の緑化管理”という記事でぶどう畑における下草管理のことを書きました。

この時の記事でも触れたのですが、ぶどう畑における下草をコントロールすることにはいろいろな意味があります。それは、土壌中の栄養素の管理のみならず、単一植栽のモノトーンな畑における生物多様性の改善、という範囲にまで及びます。そして、このような戦略をとっていくためには、どのような植物を選択してぶどう畑を緑化するのか、という視点を欠かすことは出来ません。

 

”戦略”と書きましたが、この言葉が表すように、ぶどう畑の緑化は野放図に雑草を生やしていくようなものではありません。自然に対して解放された屋外でのことなので、完全に管理することは当然出来ないのですが、それでもその取組はコントロール下におかれたものとなっています。つまり、自分のぶどう畑にとって有利となるように、望んだ効果が得られるように、そのために必要な植物を選んで種を蒔くのです。

 

種蒔きの季節

ブドウ畑における下草を管理するために、いつ、どの植物の種を蒔くのかということは、その発芽時期や成長時期によってある程度は決まっています。そして、今この時期が、その種蒔きの時期の1つでもあるのです。

 

この時期に蒔く種にはいくつかの種類があります。



このコンテンツの続きを閲覧するにはログインが必要です。

会員の方はログインして下さいログイン
会員登録はこちらから

ワインをより深く学ぶことを目的としたサークルを運営しています。サークルメンバーの方はサークル内で行われている各種テーマでのディスカッションにご参加いただけるほか、筆者への個別の質問や当サイトNagi's wineworldに掲載された全ての記事をご覧いただけます。
ご興味ある方はお気軽にご参加ください。

▼サークルへの参加はこちらから
https://note.com/nagiswine/circle




あなたへのおすすめ記事

1

先日、フランスでナチュラルワイン、いわゆる自然派ワインとかナチュールと呼ばれている種類のワインが具体的にどういうものであるべきかの定義が公式に決まった、という報道がありました。 https://www ...

2

筆者がTwitterで時々、思い出したようにPostしてはそのたびに(筆者のアカウントとしては)軽くバズったような状態になるキラーワードがあります。それが「ナチュラルワイン」です。   最近 ...

3

2018年2月に行われたMUNDUS VINIの春の国際ワインコンクールには世界44カ国から6,770のワインが出品され、大賞33品、金賞1,102品、銀賞1,575品の合計2,702品がメダルを獲得 ...

-Member, 栽培
-, ,

© 2020 Nagi's Wineworld