代謝

発酵 醸造

2020/8/7

ワイン醸造 | 優良な酵母は発泡しない?

ワイン好きの皆さんの中には、発酵中のワインの状態を醸造所で直接、もしくは写真などを通して見たことがある方も多いのではないでしょうか?   かく言う私のTwitterでもこんな写真を投稿したことがあります。 新しい記事をお待ちいただいている方、申し訳ありません 今のところ、酵母の世話で手一杯で自分のことは洗濯も買い物にも行けない状態です 気長にお待ちいただければと思います pic.twitter.com/HDNK5OFajh — Nagi@ドイツでワイン醸造家 (@Gensyo) Septembe ...

Member 醸造

2020/11/17

カーボニックマセレーションという醸造手法

何かとフランス語の借用が多いため、分かりにくく馴染みにくいのがワインの醸造関連用語。 ですが、そんななかにあって“カーボニックマセレーション”という名前を何となく耳にしたことがある人は意外と多いのではないでしょうか?   カーボニックマセレーションとは、一般にはシャンパーニュ(シャンパン)と並んで日本でもひときわ知名度の高いワインである、「ボジョレー・ヌーヴォー」の生産手法として広く知られている醸造手法のことです。   日本ではカーボニックマセレーション (Carbonic macer ...

Free ワイン

2020/5/1

補糖したワインは太るのか? 補糖とカロリーの関係

先立って「ワイン醸造の暗部?補糖は悪なのか | シャプタリザシオンをめぐって」というワインの補糖に関する記事を公開したところ、   補糖の有無よりも補糖することによるワイン内の糖分の量が気になる、ぶっちゃけ、補糖したワインは太る気がする   という旨のコメントを複数名の方からいただきました。 先日の記事でワインに補糖していることを告げるともれなくお客様からトーンダウンされることを嘆いてみせたのですが、補糖が原因で太るということならそれも納得です。 間接的とはいえ、このワイン太るよ、と言 ...

Free 栽培

2020/5/1

ワインにおけるメトキシピラジン量と環境要因

はじめまして。 読者の中にはもしかしたらご存知の方もいらっしゃるかもしれません。 Nagi's Wine Worldのライターとして招待して頂いた奥村嘉之と申します。 詳しいライター情報はライター一覧のページを見て頂ければと思います。   私の初投稿となる今回の記事はメトキシピラジンという化合物について。 この化合物に関してはかつて自身のnoteでも取り挙げているのですが、ここでは当時より1回り以上踏み込んだ話ができればと思っています。   そもそもメトキシピラジン(Methoxypy ...

品質管理 徹底解説

2020/8/7

ワインの天敵、硫化臭の正体と取り除き方

  注意ポイント 金属系化合物のワインへの添加に関しては食品衛生法等の法律によって規制されている場合もあります。 行う際にはこれらの法律を遵守し、適正な方法および量に注意した上で実行してください。   ワインの醸造をしていると、どんなに気をつけていても何らかのエラーが発生してしまうことがあります。 そんなエラーの中でも特に発生頻度の高いものの一つが、硫化臭です。   硫化臭はいわゆる腐ったタマゴの匂いであり、臭いの種類としてとても目立つものでもあります。ボトルを開けたときにこ ...

品質管理 醸造

2020/8/7

発酵途中の温度管理 | 液温を上げるタイミングとその温度

ワインの醸造を行っていく場合に、ブドウを絞ったジュースや発酵後もしくは発酵中のワインの温度を意図的に上げたり下げたりすることがあります。 ジュースやワインの温度を下げるケースに関しては、「発酵途中の温度管理 - 液温を下げる」という記事でまとめました。   今回はこのケースとは逆のケース、温度を上げる場合についてそのタイミングと設定する温度について解説します。   発酵前に液温を上げる手法はもちろん白ワインの醸造においても意味を持つものですが、特に赤ワインの醸造において大きな意味を持ち ...

Member 発酵 醸造

2020/11/17

発酵途中の温度管理 - 液温を下げる

ワインの発酵とその間の温度管理はきっても切り離せない、とても重要な関係にあります。 ブドウを搾ったジュースがワインに変化していく発酵過程において、その間の液温が低すぎれば酵母が活動できずに思ったような発酵を得ることは出来ませんし、逆に液温が高すぎると今後は酵母の発酵が活発になりすぎ、ワインの香りを構成する上でとても重要な芳香系の成分が揮発してしまったりします。   特に酵母の活動が強くなりすぎ、発酵の状態が暴走してしまうことはワインの醸造面から見て絶対に避けたいため、発酵中の温度は比較的低めに留 ...

発酵

2020/8/7

発酵に酸素は必要か?

以前の記事”二酸化硫黄、正しく理解していますか? 2”で酸化は酸素と結合することではない、という内容のことを書きました。この内容自体は正しいことなのですが、この一方で、酸素の存在が”酸化”という現象を引き起こしやすいことは事実です。 つまり、そこに酸素があることで電子の移動が生じやすくなる、ということです。   酸素を完全に排除すれば酸化は防止できるのか ワイン造りの工程のすべての場所から酸素を排除することができれば、確かにワインの酸化はほぼ防止することが可能です。ただし、酸素の介在がなかったと ...

発酵

2020/8/7

発酵について語ろう

  今までに発酵を実質的に引き起こしている存在である酵母などについてはお話をしてきましたが、発酵それ自体については説明をしたことがなかったので、この機会に改めて発酵というものについて書いてみたいと思います。 関連 ⇒ 酵母ってなんですか? ⇒ 発酵にとってもっとも怖いこと ⇒ 野生酵母の功罪   発酵のメカニズム 上記の関連記事でも書いたとおり、発酵とは糖からアルコールと二酸化炭素を作り出す反応であり、その反応は酵母によって引き起こされます。ワイン造りにおいて酵母が必須、と言われる所以 ...

二酸化硫黄

2020/8/7

二酸化硫黄、正しく理解していますか? 3

  これまで二度に渡り、二酸化硫黄の持つ細菌や微生物の活動の抑制効用と抗酸化作用を説明してきました。しかし、二酸化硫黄の持つ効用はまだこれだけではありません。3回目となる今回も引き続き、二酸化硫黄の持つ効用についてのお話しを続けたいと思います。   二酸化硫黄の効用に関する以前の記事はこちらからご覧いただけます。 ⇒ 二酸化硫黄、正しく理解していますか? 1 ⇒ 二酸化硫黄、正しく理解していますか? 2   二酸化硫黄は酵素の活動も抑制する ワイン用ブドウに由来する酵素として ...

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