フランスの公的なカタログ Plantgrape を開くと、2026年時点で Pinot noir だけで48のクローンが並んでいます。カタログは、236 と 386 を「スパークリング向け」、115 を「長期熟成向き」と記しています。同じ品種の中にも性質の違う系統があり、その中から目的に合うものを選ぶ。クローンの存在意義は多くの場合、この性質の違いにあると理解されています。 ところが、今のクローンの制度を支えているのは、その違いではありません。クローンの選抜は、収量や樹の揃いを求めて始まりました。やがてウ …