ワイン法

Free ワイン

2020/8/3

参考図書: ワイン法関連

こちらのサイトやnote上にて公開している記事のいくつかでワイン法に関する内容を取り扱っています。 「日本ワイン」という呼称はガラパゴスの入り口な気がする|Nagi@ドイツでワイン醸造家|note 最近の日本ではワインがブーム。かなりの数のワイナリーが毎年新しく起ち上げられ、この業界に関わろうとする方々の数もまさにう… https://note.com/nagiswine/n/n574bcdf4084a 一方で、筆者自身は造り手として必要となるワイン法の知識は修めていますが、専門家と言う訳ではありません。 ...

Member ワイン

2020/8/31

ハイブリッド品種は「不味い」のか | フォクシーフレーバーを考える

ワインの旧世界と呼ばれる欧州から日本のワイン業界を見ていると感じる大きな違いの一つに品種に関するものがあります。 国や地域によって栽培しているブドウの品種は違うものの、EU圏内のワイン法によってワインを生産している国では「ワイン」として認められるためには最低限、Vitis viniferaと呼ばれる種に区分される系統のブドウ品種でなければならないとされています。一方で日本ではVitis labruscaなど、アメリカ系品種と呼ばれる品種やこうした品種との直接交雑種であるハイブリッド品種を使ったワインをよく ...

Member ワイン

2020/7/24

ワインとアレルギー

ワインといえばブドウだけから造られているので、アルコール以外にアレルギーの心配はない、と思われている方は少なくないのではないでしょうか。 ところが事実はこのような認識からは少し離れたところにあります。   ワインに含まれるアレルギーの原因となる成分であるアレルゲンとしては、酸化防止剤の名前で知られる二酸化硫黄が有名です。SO₂という表記もされるこの化学物質は頭痛の原因物質であるという、間違った俗説でワイン業界における最大の悪役に一躍上り詰めてしまった添加物の一種ですが、ワインにはこうした原料のブ ...

Free 醸造

2020/5/1

ドイツにおける赤ワインと白ワインの混合

Twitter上でPostした、ドイツ国内で赤ワインと白ワインを混ぜてロゼが造れるってお話は間違いですよ、というPostが意外に反応が多かったので、念のため一次情報と合わせて記載しておきます。   あぁ、分かった ロゼではないケースの話か... ロゼとして売ってはいけないものはワインとしても”ロゼ”ではないので、これをロゼの製造方式として考えてはダメなやつですね 誰が広めたのか知りませんが、完全に解説ミスだと思われます ”ロゼ”は赤と白の混合は認められていません ご注意ください — Nagi@ド ...

Member 徹底解説 醸造

2020/5/1

なぜロゼワインは分かりにくいのか

以前、ロゼのワインは産地や品種が分かっていても内容が想像しづらい、という話題を見かけたことがあります。 これはとても興味深い半面、ワインを実際に造っている側からすると、「あぁ、まぁそうかもしれないな」と納得できてしまう点でもありました。ではなぜ、ロゼは仮に飲む前から産地や品種が分かっていてもそこと実際のワインを結び付けることが簡単ではないのでしょうか? 今回はそんな疑問に対して、「ワイン造りの方法に基づく理由」に焦点を当ててみていきたいと思います。 普段からロゼを飲んでいてどうもモヤモヤすることがある、と ...

Free ワイン

2020/5/1

濁ったワインは何が悪いのか

  「濁りワイン」 日本では意外に市民権を得ている印象の強いワインのカテゴリーですが、これは日本独特な動きと言えます。 注意 「濁りワイン」という名称はもしかしたら特定の造り手に帰属する商標となっているかもしれません。今回の記事ではこの特定の商品を指しているわけではなく、積極的に「濁っている」ことを前面に押し出したワインのこと全般を指しています もちろん世界にも醸造過程を通してフィルターろ過を行わない「unfiltered」のワインは多く存在していますし、一部ではこのようなスタイルがブームのよう ...

ワイン

2020/8/7

アイスワイン | 希少性の上がり続けるその理由とは

まず皆さんに質問です。   世界的に見て、最も造りにくいワインといえばどんなワインかわかるでしょうか?   例えば、ドイツワインを見てみましょう。 今までにも何度か見てきたように、ドイツワインには以下のような等級があります。   QbA カビネット シュペートレーゼ アウスレーゼ ベーレンアウスレーゼ アイスワイン トロッケンベーレンアウスレーゼ   等級としてはTBAとも呼ばれるトロッケンベーレンアウスレーゼが最も高い位置に置かれています。等級の高いワインというこ ...

Free ワイン

2020/8/20

ここが分かりにくいよ、ドイツワイン | もっと優しくドイツワイン

これまで分かりにくいドイツワインを優しく解説シリーズと銘打ってドイツワインを解説してきました。 前回はドイツワインを分かりにくくしている大きな原因の一つと思われる、VDPの等級について説明をしました。ここまでですでに皆様、ドイツワインのラベルを見ても何がどういうワインなのかわかるようになってきていらっしゃるのではないでしょうか。   そんななか、今回の分かりにくいドイツワインを優しく解説シリーズは少し踏み込んだ内容に入ります。 今回の記事を読み進めていただくには、少しだけ事前の知識が必要です。そ ...

Free ワイン

2020/5/1

ドイツワインを難しくする? VDPとその等級 | もっと優しくドイツワイン

前回、前々回と2度にわたってドイツワインの分かりにくいカテゴリーや等級と味の関係について解説を行ってきました。 これまでの記事を読んでくださった方は何となくでもドイツワインのボトルに張られたラベル (エチケット) を見てもその内容が理解できるようになってきて、いざドイツワインを買ってみようとしても悩まずに済むようになってきているのではないでしょうか?   しかしここでそんな皆さんに心苦しいお知らせがあります。   ドイツワインというやつは、実はもう少し分かりにくいやつなのです。 &nb ...

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2020/5/1

シュペートレーゼなのに甘くない?!その理由を知ろう | ドイツワインの味と等級のルールとは

  ”甘いと思って飲んだカビネットが少しも甘くなくてびっくりした”   こんな経験をお持ちの方は実は多いのではないでしょうか? ドイツワインはカビネットやシュペートレーゼとエチケットに書かれていれば甘くて美味しい、と何となく思っている方は多いと思います。ですので、その味を期待して飲んだワインが酸味が強くて甘くなかったらそれは驚きますよね。   これはなにもドイツワインを全く知らない初めての方だけではなく、ドイツワインの勉強を始めて間もない方でも起こり得ることです。むしろそうい ...

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