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Ecoの隣りにある問題

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前回は主にドイツにおけるEcoとBioの違い、そしてEcoの認証をとるために求められる条件についての説明をしました。

 

 

今回は、ワイナリーが苦労して取得したEcoの認証が最近ではかえって問題になっているケースについてお話しをしたいと思います。これらの問題は、場合によってはワイナリーの経営自体を揺るがす可能性もある問題であり、決して軽く考えることの出来ないものです。ワイナリーはこの問題に際して、Ecoの認証を守るべきなのか、その認証を捨ててでも対応するのか、重要な決断を迫られています。

 

 

物議を醸す、銅の散布量

前回の記事に書いた条件にある、畑における銅の散布量が最近は毎年のように物議を醸しています。

というのも、最近の気候変動を原因に夏の高温と長雨が常態化しつつあることで、ブドウ畑におけるカビ系の病気のリスクが非常に高くなっているためです。

 

銅を散布している、などと聞くと顔をしかめる方もいるかも知れませんが、昔からよく聞かれるボルドー液というものにはそもそも銅が配合されています。昔はボルドー液を使うこともあったのでしょうが、このボルドー液に配合されている消石灰が問題視されていることから、最近のドイツでは銅が直接散布されているのです。



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