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目に見える違いは取り除くべき違い | 栽培の心構え

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先日の「ワインは畑ごとに味が違う、は本当か?」と題した記事で、ワインの味はブドウの実一粒単位で味が違うところをたくさん重ね合わせることでその違いを平均化しながら表現したものですよ、と書きました。

こちらの記事をTwitterでシェアさせていただいたところ、拡散してくださる方も何人かいらっしゃり、結果多くの方に読んでいただくことが出来ました。拡散してくださった皆様、どうもありがとうございました。

もしまだ読んでないよー、という方はぜひ一度目を通してみてください。

ワインは畑ごとに味が違う、は本当か?

ワインの味を話すときによく、「ワインは畑ごとに味が違う」ということを聞いたりしないでしょうか? これ、実はものすごく当然のことです。 というか、この言説に納得している人、誤魔化されています。いろいろと ...

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ところで、前回の記事ではこの「違い」が具体的にどこから生まれてくるものなのか、という点には触れませんでした。
今回の記事では主に畑に焦点を当てて、このような違いがどのようにして生まれるのかについて、お話をしていきたいと思います。

 

理想の味はブドウの状態でまず定義される

本題に入る前に、まずは少しだけ面倒くさいお話を先にしてしまいましょう。

先日の記事に書いたとおり、ワインの味は積み上げで造られています。その一方で、造り手が造りたい味としてイメージする、「理想の味」はこうした積み上げの末のものではありません。細かい素材のことはとりあえず考えず、自分が造りたい味をイメージします。

 

自分はこういう味のワインを実現したい、手元にはこういう特徴を持った素材がある、じゃあ、それぞれをこうやって組み合わせて目的の味に近づけよう、という流れです。

 

まずイメージがあり、そのイメージに近づけるために積み上げていく、というのが順番です。どんなに優秀なナビであっても、まずは目的地を設定しないことにはそこへ行くための道は案内できないですよね。



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