ブドウの品種と病気 白ワイン用ブドウ品種

AUXERROIS - オーセロワ

12/26/2018

Foto: Rebschule Freytag

概要

中世から存在しているフランス原産のブルグンダー品種の一つ。ブルグンダー種とGouais blancの自然交配による掛け合わせ品種。アルザスなどのフランス北部、ルクセンブルク、ドイツなどで植栽されている早熟品種。

特徴

中ほどの大きさで比較的バラ房気味の実をつける。粒は丸からオパール形状で、黄緑色の果皮を持っているが果実の熟成が進むと茶色くなる。樹勢はそれほど強くない

Foto: Rebschule Freytag

ワイン

酸が少なく丸みを帯びた味となるため、辛口に仕立てることがより適している。またアルコール度数が多少低めであっても十分なボディとボリューム感を感じることが出来ることも特徴。ピノ・ブランに似た味わいになることも多いが、ピノ・ブランよりもリッチなアロマを持つ。

典型的な香りはセイヨウカリン (マルメロ)、メロン、ミラベル (セイヨウスモモ)、スパイスなど

植栽適正

ピノ・ブランと同様。果皮が薄く、早熟であるため、収穫のタイミングには注意が必要

主なクローン

  • Gm 5
  • Gm 14
  • Gm 20
  • D 64
ワイン用ブドウ栽培やワイン醸造でなにかお困りですか?

記事に掲載されているよりも具体的な造り方を知りたい方、実際にやってみたけれど上手くいかないためレクチャーを必要としている方、ワイン用ブドウの栽培やワインの醸造で何かしらのトラブルを抱えていらっしゃる方。Nagiがお手伝いさせていただきます。

お気軽にお問い合わせください。

▼ おいしいものがとことん揃う品揃え。ワインのお供もきっと見つかる
  • この記事を書いた人

Nagi

ドイツでブドウ栽培学と醸造学の学位を取得。本業はドイツ国内のワイナリーに所属する栽培家&醸造家(エノログ)。 フリーランスとしても活動中

-ブドウの品種と病気, 白ワイン用ブドウ品種
-, ,