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SAUVITAGE - ソーヴィターゲ

投稿日:05/13/2020 更新日:

注意

筆者にとってこの品種は馴染みがなく、名称の正式な発音が分かりません。このため、タイトルに付記した読みの「ソーヴィターゲ」は間違っている可能性があります。
予めご了承ください。

概要

1988年にドイツのバーデン・ヴュルテルブルクにあるヴァインスベルク研究所において交配されたカビ菌耐性を持つ白ワイン用品種。

交配は FR147-66 (Riesling x ( Grauburgunder x アメリカ系カビ菌耐性品種) x We 75-34-13 ( Sauvignon blanc x Riesling x Vitis amurensis ) で行われており、3品種の遺伝系統を持っている。

2020年5月にドイツのRheinland-Pfalz州でワイン醸造用ブドウ品種として認可を取得。同州内におけるすべての産地でこの品種を使ってクヴァリテーツワインを造ることが可能となった。

 

特徴

小粒でバラ房気味の房をつける。ベト病に対して極めて高い耐性を示しているほか、ウドンコ病に対しても高い耐性を持つ。また耐寒性も高く、寒冷地における栽培が可能。

樹勢は強めだが特に縦方向に向けての生長性が強く、横方向への広がりが少ないため栽培管理の手間が省ける品種でもある。

芽吹きや開花、果実の成熟は特に早くも遅くもなく中程度。花振いも一般的なレベルで、特筆するほどに収量の多い品種ではない。

 

ワイン

RieslingやGrauburgunderに由来するフレッシュな南国系果物の香りを中心に熟した果実、Sauvignon Blanc系のアロマを含むワインとなる。酸量は多少低めで、マイルドな、香りとの調和のとれたストラクチャーを示す。

一方でSauvignon Blancの特徴的な緑色の草を想起させる成分は含まれない点がSauvignon Blancとの一番大きな違いとなる。

 

植栽特性

房の粒ツキがバラケ気味であるため、ベト病やウドンコ病だけではなく、ボトリティスに対しても高い耐性を見せる。全体的な植栽適正としてはケルナーに類似している。

品種自体の樹勢が強めのため、肥沃な土壌での栽培では5BBのように樹勢の控えめな台木を選択をする必要がある。

 

主なクローン

  • We R 10

 

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