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アイスワイン | 希少性の上がり続けるその理由とは

更新日:

まず皆さんに質問です。

 

世界的に見て、最も造りにくいワインといえばどんなワインかわかるでしょうか?

 

例えば、ドイツワインを見てみましょう。

今までにも何度か見てきたように、ドイツワインには以下のような等級があります。

 

QbA
カビネット
シュペートレーゼ
アウスレーゼ
ベーレンアウスレーゼ
アイスワイン
トロッケンベーレンアウスレーゼ

 

等級としてはTBAとも呼ばれるトロッケンベーレンアウスレーゼが最も高い位置に置かれています。等級の高いワインということは取りも直さず希少性の高いワインということでもあります。希少性が高く、等級が最も高いトロッケンベーレンアウスレーゼが一番造りにくいワインなのでしょうか?

 

実は、違います

上記の等級のなかで最も造りにくいワインは、断トツでアイスワインです。

 

今回はワイスワインがどうして造りにくいのかと、実際のアイスワイン造りを取り巻く環境について見ていきます。

 

造りにくいのはアイスワインかTBAか

トロッケンベーレンアウスレーゼは、ブドウに日本では貴腐菌の名前で知られるボトリティス (Botrytis) と呼ばれるカビの一種が付着することよって干しブドウのような状態になったブドウから造られるワインです。そもそもがカビがつかなければ造れない、という意味では造りにくいと言えますし、その非常に高い糖度のせいで醗酵もしにくく扱いは簡単ではありません。

 

一方でアイスワインの醗酵管理はTBAほど難しくありません。にも関わらずこのワインが最も造りにくい、とする理由は原料であるブドウの収穫難度にあります。



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