業務日誌

慣れるとトラクターは楽しい

04/25/2019

  • 場所: Wallhausen (ヴァルハウゼン)
  • 天候: 曇りのち晴れ
  • 気温: 25℃

本日の業務内容

  • ラベリング
  • 壊れた柱の入れ替え
  • Grubberを使っての鋤き込み作業

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ラベリングから始まる1日

今日の朝一番の仕事は急遽、必要になったワインのラベリングから。

このワインはまだリリースを控えているもので、ボトリングは終わっていても保管中にエチケット(ラベル)を汚さないためにまだラベリングしていなかった。

このワインが急遽、20箱ほど必要になったということでまずはこれらのワインのボトルにラベルを貼ることに。とはいってもラベリング自体は機械を通してしまうのでそれほどの手間はかからない。特にトラブルが生じることもなく必要量を完了して次の作業へ。

1人で杭打ちはちょっと大変

ラベリングを終えたところで同僚とは仕事を分担することに。

先日ボトリングしたワインをまだ検査場に持っていっていなかったこともあり、同僚はボトルを抱えて検査場へ。そして筆者は柱や器材を車に載せて、先日交換した柱が列内に残っていたせいで作業中のトラクターのタイヤがパンクし柱を折ってしまった畑に。(この辺りの顛末は「畑の整備も完了間近」の記事に書いています)

この畑で交換が必要な柱は、列の最後にある柱が1本と、列内にある柱が1本の計2本。列の両端にある柱は木の柱を、列の中にある柱は金属製の柱を使う

列の末端の木の柱はワイヤーを支えるための荷重が大きくかかるため斜めに打ち込む必要があるのだが、これは自分の体を使って支えながら打ち込み作業ができるため1人でもそれほど難しくなく作業ができる。

一方で列の並びからずれないように、かつ斜面に対して真っ直ぐになるように打ち込む必要がある金属製の柱は打ち込み作業をしながら支えることが出来ないため、位置調整を随時しながら作業をする必要があり1人だと手間がかかる。

2本の柱を打ち込む作業を終え、それぞれに適正にワイヤーを固定したり通したりしてこの作業を完了。

トラクター操作は慣れが重要

柱を交換した畑から一度ワイナリーに戻り、そのままトラクターに乗って昨日と同じくGrubberで畑を耕す作業へ。

今日Grubberを通す予定の畑は一部を除いてそこまで斜面のきつい畑ではないため、昨日のような緊張感はなくスムーズに作業を行える。

昨日半日すでに集中して作業をしていたためかトラクターの運転やGrubberの操作にも慣れてきて、今までは一々トラクターを止めてGrubberの上げ下げや左右の位置調整を行っていたものが、今日はトラクターを止めることなく走りながら出来るようになっていた。列への進入もスムーズになり、そこまでアンカーワイヤーを引っ掛けてしまうような心配をすることもなくなった。

急斜面でも緊張はしても恐怖感のようなものはなくなり、至って普通に作業が出来るようになった。

この手の作業はやはり慣れが重要らしい。

トラクター作業、だんだん楽しくなってきた。

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  • この記事を書いた人

Nagi

ドイツでブドウ栽培学と醸造学の学位を取得。本業はドイツ国内のワイナリーに所属する栽培家&醸造家(エノログ)。 フリーランスとしても活動中

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