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ダメージを受けたぶどうをどうするか

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まだ本格的な収穫はごく一部でその大半がSekt用のベースワイン向け収穫などが中心となっているものの、勤めているワイナリーでも日々、収穫が行われています。

 

今までは立場的にも収穫の現場にいることが多かったのに対して、現在は主にケラーでの仕事を担当しているため畑には行かないことが増えました。では何をしているのかと言えば、朝からその日の行うプレスの準備をしたり前日に絞ったジュースに対して発酵前に必要となる下処理を進める業務を行っています。

収穫時期に畑に行かない、というとなんとなく楽な仕事をしているようなイメージを自分でも持ってしまうのですが、1日に2回プレスを回し、その合間にプレスの清掃や各種下処理の作業を進めることはこれはこれでとても慌ただしいものです。各作業がそれなりに時間を必要とすることからもいかに時間を効率的に使って各作業を回していくか、かつ作業の品質を高めていくか、頭をフル回転させている毎日です。

 

しかもこれらの作業は大体において筆者一人で行っているため、作業時間を可能な限り縮めようとするとただでさえ力作業なのにその短縮分さらに力を必要とするケースが増え、地味に畑にいてぶどうを切っているよりも全身を激しく使っている気がします。この時期は一日の仕事時間も土日も祝日もなにも関係なくなるのもまぁ、見慣れた光景、と言えるでしょうか。

 

突然訪れた不幸

そんな典型的な収穫時期の風景の中、不幸なことに、そう、とても不幸なことに日本で言うゲリラ豪雨のような短時間での集中豪雨ありました。

 

およそ1時間弱での降雨量は25mm。これは1メートル四方の箱に25mm分の深さの水が降った、という意味なので、単純に言ってしまえば25リットルの量の水が短時間に降ったことになります。これはもう立派な豪雨です。



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