仕事の流儀

ブドウ畑に柱を立てる

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ドイツではここに来て急に気温が上がり、春を通り越して一気に初夏、というような様相になっています。

ブドウの木々は芽吹きを早める一方で、今まで固く凍っていた地面も溶け始めました。ついにブドウ畑の仕事が始まります。

今、一部の畑では一気にブドウ畑への苗植えと、そこからの畑の構築作業が始まっています。

この”今日の仕事”というテーマでは日々、其の日に行った畑での作業の様子を伝えていきたいと思います。

苗植えは半自動化で大幅な速度アップ

最近はブドウの苗を植える作業はそういったことを専門に行う業者に任せることが増えてきましたが、一昔は、というよりも、今でもワイナリーによってはブドウの苗植えを自分たちの手で行っています。

ブドウの苗を一本ずつ手で植え込んでいく作業はそれなりの手間と労力のいる重労働だったのですが、最近はこれらの作業をトラクターを使って一気にできるようになってきました。しかも、レーザーやGPSを使うことで列を確実に直線にすることが出来ることも、こういった装置を持った業者に依頼する大きなメリットと言えます。

広大な更地が、あれよあれよという間にブドウの植わった土地に変わっていく様は圧巻の一言につきます。

 

ブドウが植われば作業の開始

ブドウの植え付けを業者に任せた場合、ワイナリーでの仕事は柱を立てるところから始まります。

柱の打ち込みも以前は手で行っていましたが、最近はやはりトラクターで行えるようになってきており、人的な労力は大きく減ってきています。ただその一方で、柱を等間隔に立てる作業はまだ人の手で行う必要のある作業です。作業一日目は、ひたすらこの作業に費やしました。数haの畑に延々と、ひたすら柱を立てていく作業は究極の単純作業かも知れませんが、後ろを振り返った時に整然と並ぶ柱を見ると、大きな達成感も感じられます。

立て終わった柱は前後左右の水平をとりながら、打ち込みを行っていきます。また、これと合わせてブドウ一本一本の支柱を設置する作業も行っていきます。この支柱の差し込みは苗と一緒に機械で行うことが出来るようになってきており、やはり人の手で一本一本行う必要はなくなってきているのですが、柱の搬入などもろもろの作業用にトラクターを使う場合には、このトラクターが走る部分だけは支柱を予め抜いておく必要があります。このため、柱を打ち込むのと並行して、この抜いた支柱の再埋込の作業が生じるのです。

 

作業の省力化と効率化が進むブドウ畑

今回の作業中にも強く感じたことですが、ブドウ畑を作っていく作業はどんどん省力化や効率化が進んでいます。

筆者は以前、ほぼ完全手作業で1から畑を作っていく作業にも参加していますが、その時に比べれば今回の作業労力の少なさと、作業の進行速度の速さには目を見張るものがあります。技術の進歩はブドウ畑にも着々と入り込んできている、ということなのでしょう。

この後、アンカーを打ち込んでからのワイヤー張りや支柱のクリップ付けが続いていきます。


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