業務日誌

ホコリまみれ

05/06/2019

  • 場所: Wallhausen (ヴァルハウゼン)
  • 天候: 曇り
  • 気温: 18℃くらい

本日の業務内容

  • Fräseを使った畑作業
  • 取り替えた柱の捜索・回収

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週末に引き続きFräseで作業を

先週末はBingenという場所にある畑でFräseを使った作業をしたのに引き続き、今日はワイナリーの本拠地があるWallhausenという町で同じ作業を行う。

昨晩多少とはいえ雨が降ったので少しはマシかと思ったのだが、相も変わらずものすごいホコリが立つ。

どうやら今年のドイツは乾燥しすぎていて、ちょっとやそっとの雨では地面を湿らせるには足りないらしい。この作業、むしろ雨の中やった方がいいのではないだろうか。。。

もっともそんなことをしたら細かくなった土が雨で流れ出てしまうので、作業者がホコリまみれになるなんてもんじゃないレベルで害が生じるのだけれども。

柱の捜索は重労働

3つの畑にトラクターを通したところで連絡が入る。

どうやら急斜面にある畑の一つに取り替えたまま忘れ去られた柱があるらしい。トラクターを通す時の害になるのでそれを探して回収する必要がある、ということで現場へ。

現地について斜面の下から列を見上げながら柱を探してみても見当たらない。

どうも伸びてしまっている下草に隠れてしまって見えなくなってしまっているらしい。こうなるとすべての列を実際に歩いて地道に探すしかない。

ただ問題はこの畑が相当な斜面に造られていること。ここを独りですべて歩いて何本あるか実際にはわからない柱を探すのはなかなかに骨が折れる。

もっともすでに一度、回収忘れの柱でトラクターがタイヤをパンクさせる事例が発生してしまっているのでやらないわけにはいかない。

結局、畑全面を歩いて上り下りして見つかった柱は1本のみ。

1本だけで済んだことを喜ぶべきなのか、散々斜面を上り下りしてたった一本しかなかったことを嘆くべきなのかは難しいところだ。

なにはともあれ、そんなこんなで1日の作業を終了。

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  • この記事を書いた人

Nagi

ドイツでブドウ栽培学と醸造学の学位を取得。ドイツのワイナリーで醸造責任者を歴任。栽培家&醸造家(エノログ)。 フリーの醸造家兼栽培醸造コンサルタントとして活動中

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