ブドウの品種と病気 白ワイン用ブドウ品種

CHARDONNAY - シャルドネ

12/26/2018

Foto: Rebschule Freytag

概要

ブルグンダー品種の一つであるが、世界中のあらゆる気候帯において植栽されているワイン用ブドウ品種におけるグローバルプレーヤーの一つ。DNAの鑑定結果によればピノ種とGouais Blancとの自然交配種である。

特徴

典型的な円筒形の房をつけ、丸い形状の粒をつける。果皮は薄く、黄色の入った緑色。果実の熟成が進むにつれて色は黄金色からアンバー系に色づいていく。

半ばから強めの樹勢を持つが、副梢の成長は控えめであることに加え、樹が熟成しやすいため寒さにも強い特徴を持つ。

ワイン

バリックなどの木樽による醸造に対して高い適性を示している。品種としての特徴的な香りはカナリアメロン、アプリコット、熟したパイナップル。バリックによる醸造を行うことによって、バニラ、ドライフルーツ、トースト香、カラメル香などを付加することが出来る。

全体的にボディのある、複層的なワインとなる品種

植栽適正

暖かく、通気の良い立地を好む。Oidiumに対して特に弱い。

花振るいを避けるため、防風策を用意しておくことが好まれる。

主なクローン

非常に多くのクローンが存在する。以下は収穫量の多い伝統的なクローン

  • St 130
  • Gm 1 / 2 / 3
  • Fr 152
  • D 250 / 260 / 271
  • INRA 96 / 277
  • SMA 130
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Nagi

ドイツでブドウ栽培学と醸造学の学位を取得。本業はドイツ国内のワイナリーに所属する栽培家&醸造家(エノログ)。 フリーランスとしても活動中

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