仕事の流儀

保護ネットの設置

05/01/2018

今日は昨日に引き続き、新しく作っているぶどう畑で支柱の固定を中心にワイヤー上げなどを行っていましたが、昨日はやっていなかった新しい作業が苗を保護するためのネットの設置でした。これは、主にうさぎなどの動物から苗やそこから出てきた新芽を守ることが目的のもので、グローチューブなどと同じ目的を持ったものです。

[circlecard]

チューブか、ネットか

今回の畑ではネットを使っていますが、以前に働いていた畑では塩ビパイプのようなものや、もっと薄手ではあってもやはりプラスチック素材のチューブを使っていました。特にどちらがいいのか、というのは使う側の好みによるところも大きいように思いますが、個人的にはネットのほうがいいように考えています。

以下に、今回使ってみて気がついた点を列挙してみます。

長所

  • 軽く、かつ、かさばらないので、作業中の取り回しが楽
  • 網目なので日光、風、雨などを遮断しない

短所

  • 設置の際に一手間が必要
  • 網の目に新芽が引っかかったりすると芽が落ちる危険性がある
  • 脆い?
  • 下草刈の際に注意が必要
  • トラクターなどで網目を引っ掛ける可能性は比較的高い

こう書くと今回使った保護ネットは長所よりも短所のほうが多く感じてしまうかも知れませんが、取り回しが楽なことに加えて陽の光や雨、風を遮断しない、ということはそれだけでここに挙げた短所すべてを補ってもまだ得るもののほうが大きな状態だと言えます。どちらを使うのが有利なのか、一度考えてみるといいかも知れません。

限定記事を読む

メンバーシップ|すべての限定記事を読むならこちら

ワインの世界へ、もう一歩: 醸造家の視ているワインの世界を覗く部

醸造家の視ているワインの世界を覗く部

note|一部の限定記事を定額/単独購読するならこちら

マガジン: 醸造家の視ている世界

醸造家の視ている世界 note版

ワイン造りに、あなたらしさを活かすパートナーを

栽培や醸造で感じる日々の疑問や不安を解消し、ワインの品質をさらに高めたい──
Nagi Winesは、あなたの想いとスタイルを尊重しながら、すべての工程をともに歩みます。

経験豊富な専門家が現場に入り、知識・技術・品質の向上を、実地作業を通じて支援。
費用を抑えつつも、あなたのワインらしさを守りながら確かなフォローを行います。

まずはお気軽にご相談ください。

無料相談する

  • この記事を書いた人

Nagi

ドイツでブドウ栽培学と醸造学の学位を取得。ドイツのワイナリーで醸造責任者を歴任。栽培家&醸造家(エノログ)。 フリーの醸造家兼栽培醸造コンサルタントとして活動中

-仕事の流儀